映画『猿の惑星 創世記』鑑賞!
ハワイの旅行記が滞っております…
メンマがラウンドで100切りを果たす中、私は毎週スクールでほぼ個人レッスンを受けているにも関わらずスコアがまとまらず(良いショットもあるんですが、その倍、ダメなショットがある)、週明けにお友達夫婦との3人ラウンドを控えているのに、今日のレッスンでは「ダメな状態に陥る一歩手前のところで、何とか踏ん張って盛り返しましょう!」とコーチにとっては激励っぽい、でも私にとっては悲しいお言葉を頂いてしまいました。
迷宮入りです
ゴルフだけではなく大好きな読書もイマイチ集中できないし、出口が見えないトンネルの中を右往左往~~
まぁ、いつも好調ではいられないので、こんな時もあります。
が、映画に関しては別で、今年観た作品にはハズレがありません。
この『猿の惑星』もすごくよかった
『猿の惑星』は1作目から全部見ていて、2001年度版も見ました。
本作は、2001年版の続きではなく、1作目につながる話です。
なぜ高い知能を持つチンパンジーが誕生したのか…が描かれています。
主役はスパイダーマンに出ていたジェームズフランコなんですが、真の主役は、高い知能を持つ特別なチンパンジー、シーザーを演じたアンディー・サーキスだと私は思います。
シーザーは、人間と家族同様の生活をし、愛情をたっぷり注がれて育ったものの、最終的にはゴリラやオラウータンなどの仲間と生きることを選び、人間と決別します。
シーザーだけではなくすべての猿たちの表情や身のこなしがあまりに自然で、映画を観ている最中は、演者や特殊メイクのことなんかを考えることなく、実在するシーザー達として…眺めていました。
シーザーを演じるアンディーは「ロード・オブ・ザ・リング」ではゴラムを演じていたそうなのですが、シーザーの目に漂う深い哀しみ、アカデミー賞の助演男優賞をもらってもおかしくない演技力だと思います。
生まれた時からジェームズフランコに育てられたシーザーが、他の猿たちと同様にオリに入って暮らさねばならないようになり(そうなってしまった理由も泣ける…)、動物社会の洗礼を浴びつつ飼育員のドラコ(ハリーポッターでドラコを演じていたのでドラコと略します)からもいじめられ、つらく悲しい生活を強いられる様はとても痛々しいです。
その苦しい状態の中で、他の猿たちを統率していく過程…ものすごく見ごたえがありました。
力ではなく頭を使って自分の立場を優位にし、最終的には集団の長として仲間を率いて囚われの身から自由を獲得しようとするシーザー、理想のリーダー像です
いじめを受けていた頃のシーザーとは見違える姿で、仲間達からの信頼も得て、力強さを増していきます。
仲間との絆を深める=ジェームズとの別れが迫っているってことは、観客にはわかっています。
お涙頂戴っぽい場面が来るぞ~~と思いきや、この映画は、「さぁ、みなさん。思い切り泣いてください…」みたいな作りにはなってません。
そこがイイ
過剰な演出がなくても、かなりジーンときました。
で、自由になったシーザー達の姿を描いて終わり…ではなく、エンドロールで人間社会がほぼ絶滅に向かう理由がわかるんですよね。
このイキな作りが最高
驚いたのが、シーザーとトラブルを起こしたご近所さんがまだ生きていて、パイロットの職務に就いていたことです。
そして、この人がどういう未来をもたらすのか…
この映画はエンドロールを含めてのお話なので、エンドロールをお見逃しなく。
欲を言えば、この続きも見たいです。
人間が猿の家畜となり、猿が言葉を話す社会になるまでに何があったのかはまだ描かれていないので。
そういえば、ミリオネア・スラムドッグに出ていた女の人が出ていましたが、出て来なくてもよかったくらい存在感がなく、パッとしませんでした。
それと比べて、出番がもっと少ないドラコは、ファンタジー映画を卒業後も悪役としてのポジションを確保しそうな勢いを感じました。
若いのにオデコがずいぶん上がり気味ですが、悪い演技が上手いです。
年内で映画鑑賞が決まっているのが『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』です。
メンマがトム好きなもので…
このシリーズはジョン・ウーが監督だった2作目がちょっと劣るものの、ハズレはないので楽しみです
そうそう、『リミット』って映画ご存知ですか
私はWOWOWで見たんですが、映画館で観てたら呼吸困難に陥りそうな映画でした。
主人公は最初から最後まで棺おけの中というものすごいシチュエーションなのですが、飽きるどころかずーっとドキドキしっぱなしでした。
よくこんな話を思いついたな~~と思いながらも、衝撃のエンディングにしばし呆然。
ちょっと前には『バタフライエフェクト』というすごくイイ映画にもめぐり逢えましたし、BSやCSでおもしろい作品を見つけるのはうれしいもんですね。
最近のコメント